ツアー

ISPS HANDA夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント2025

今週の男子ツアーは、新規開催のISPS HANDA夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント2025。舞台は北海道・御前水ゴルフ倶楽部。距離は短いですが、一筋縄ではいかない戦略性のあるレイアウトです。今回も気になるホール、また全体傾向を見ていきましょう。

No.8  505ヤード  PAR5

フェアウェイが左右に分かれ、その間を林が隔てる個性的なPAR5。
ティーショットでは左ルートを選ぶ選手がほとんどでしょう。右ルートはティーショットで230ヤード前後を打ち、さらに250ヤード先のグリーンを狙う形になり、狙い所も狭く距離も長くなるためそれほど良くありません。一方、左ルートも決して広くなく、林に入れば出すだけで精一杯という場面もあり得るでしょう。

フェアウェイを捉えれば2オンも狙える距離ですが、ラフからは難易度が一気に上昇。傾斜も加わり、ティーショット次第でスコアが大きく変わるホールです。
距離が短いホールですのでボギーは厳禁。バーディー、あわよくばイーグルも奪って流れ良く進みたいですね!

No.18  513ヤード  PAR5


日清都カントリークラブ

ティーショットはやや打ち下ろし、2打目はやや打ち上げる右ドッグレッグの最終ホール。
ティーショットは正面の木の右狙いになるでしょう。フォローの風が吹いたり、飛距離の出る選手は池が気になるでしょう。1Wでかなり右を攻めるか、3Wで安全に真っ直ぐ刻むかの選択をしなければならないでしょう。

グリーンまで距離は短く、ラフでなければ2オンも十分可能。ただしやや左下がりからの打ち上げという難しいライになりやすく、ショット精度が問われます。
バーディー必須、イーグルも期待できる最終ホール。終盤の大逆転劇が生まれる可能性も大いにあるでしょう。

御前水GCは距離がそれほどありません。そのため短いクラブでグリーンを狙えるため、スコアを伸ばせる可能性がある一方で、林や木の枝といった空中の障害物が多く、ティーショットでは横方向だけでなく縦距離のマネジメントも必要です。
グリーンは適度なアンジュレーションがあり、乗せる位置によっては難しいパッティングが残ります。ショットの精度とマネジメント力が噛み合えば、ビッグスコアも可能です。
今週はまさに大会名通り、「どれだけバーディーを奪えるか」が勝敗を分けそうです。
とはいえ、先日の試合もバーディー合戦。いかにボギーを打たずスコアを落とさないかも勝負の分かれ目になるでしょう。

 

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010〜11年は丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2025年は阿久津未来也プロ、山城奈々プロなどを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。