今年新たに開催されることとなった前澤杯は、これまでの男子ツアーとは一線を画す、非常に特徴的な大会となりました。
まず目を引いたのは、プロアマ戦の規模と内容です。
なんと1組あたり100万円という高額なプロアマ枠が用意され、10日間連続というこれまでにない長期間にわたって開催されました。
このプロアマ期間中は概ね天候に恵まれたものの、強風の日が多く、参加したみなさんにとっては難しいコンディションが続きました。
そして本戦。
試合に入ると、これまでとは打って変わって風が弱い日が中心となり、最終日だけが再び強い風に見舞われる展開。
自然条件に振り回されながらも、各選手が柔軟な対応力が求められました。
コースセッティングとしては、距離自体はそこまで長くないレイアウトでしたが、2ホールで、通常はPAR5として使われるホールをPAR4として設定し、アウトはPAR34となり、アウトのハーフは耐えながら、インで伸ばす展開に。
そして今回も東建ホームメイトカップに引き続き、女子選手の参戦もありました。プロアマの枠が一般に販売されたこともあり、選手一人ひとりの持ち味がより色濃く浮き彫りになった点も、今大会の見どころだったかもしれません。
この前澤杯は、単なる大会の一つではなく、
「プロゴルフトーナメントのこれから」を考える上で、多くのヒントと刺激を与えてくれた特別な14日間となったことでしょう。
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