今年も国内男子ツアーが開幕しました!
東建ホームメイトカップ、ご覧になりましたか?
ちょうどマスターズウィークと重なったこともあり、寝不足だった方も多かったのではないでしょうか?
それでは、現場で感じたことを振り返ってみたいと思います。
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開幕前から「風」と「硬さ」がポイントに
練習日からプロアマ戦にかけては、風が非常に強く、グリーンもカチカチ。
ピッチマークがまったくつかない状態で、「このまま雨が降らなかったら、どうなってしまうんだろう…」と思わせるほどのコンディションでした。
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【1stラウンド】風が弱まり、意外なスコア展開に
初日は雨予報だったものの、雨雲がそれて結局降らず。
風も思ったより穏やかで、プレーしやすい1日になりました。
グリーンの硬さがそのまま残っていたため、かなり厳しい戦いになるかと思いましたが、スコア的には想像以上に良かった印象。
この時期ですからラフも短いため、悪くない場所に外せれば何とかなったのかもしれません。
選手たちの対応力が光っていた一日でした。
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【2ndラウンド】雨がもたらした変化と午前・午後の差
夜中に少しだけ降った雨の影響で、グリーンが少し柔らかくなり、ようやくピッチマークがつくように。
その結果、午前スタートの選手たちは好スコアが続出しました。
一方で午後は、再び風が強まり始め、状況が一変。
スコアメイクに苦戦した選手も多く見られ、この日は午前と午後の差が出た1日でした。
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【3rdラウンド】好条件の中、攻めないと落ちていく
この日は時折怪しい雲も見られましたが、天候に恵まれ、絶好のコンディションでのラウンド。
ただし、条件が良いぶん、スコアを伸ばせないとどんどん順位が下がっていくという厳しい展開に。
どの選手も攻めの姿勢が求められ、またミスが許されない一日でした。
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【最終日】コースコンディション不良のため中止、そして生源寺プロの初優勝
残念ながら最終日は、夜中からの雨の影響によりコースコンディションが整わず中止に。
前日までの3日間で競技成立となりました。
そんな中で優勝を飾ったのは、生源寺 龍憲プロ🏆
昨年も2位という実績を持ち、まさにこの大会との「相性の良さ」を見事に活かした優勝でした。
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キャディーとして感じたグリーンの「違和感」
今回、個人的に一番印象に残ったのがグリーンの「速さと硬さのバラつき」です。
練習日から初日にかけては、本当にピッチマークがつかないほどの硬さ。
ただ、それにしてはグリーンのスピードが全体的に出てない印象でした。
特に感じたのが、10番ティー横のパッティンググリーンは「硬さ・速さ」ともに一番出ていたこと。
逆に、1番ティー近くのパッティンググリーンや、最終日のインコースのグリーンは重く感じました。
アウトコースとインコースでスピードの感覚が違っていたのでは?と思えるほど。
この感覚が正しければ、選手たちはグリーンのスピードにアジャストするのが相当難しかったのではないでしょうか⁉️
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自然との対話力が問われた大会
ゴルフは自然との対話。
どの試合もそうですが、いかに早くその日のコンディションに順応できるか⁉︎
それが勝負を分けた、予選通過したかどうかというポイントだったかもしれません。
