いよいよ国内男子ツアーが開幕!
今年の「東建ホームメイトカップ」は、例年通り三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催されますが、注目すべきポイントがいくつかあります。
まず大きな変化として、9番ホールと18番ホールの入れ替えがありました。
さらに、8番ホールのグリーンが一部改造されています。
今回はこの2ホールにフォーカスして、戦略や見どころをお届けします。
No.8 452(431)ヤード PAR4
左ドッグレッグ、風との駆け引きが勝負を分ける
ティーショットの狙いは、正面に見えるバンカーの幅。
飛距離に自信のある選手は、左の斜面スレスレを攻めてくるかもしれません。
このホールで最も難しいのは、2打目の風の読み。
東建多度カントリーは風の向きが読みづらいコース。特に3、5、8、12、14、16番のグリーン周り。この8番グリーン上空でも、予報とは違う地形特有の風が吹きやすいのです。
さらに今年はグリーン右奥の傾斜が緩やかに改造され、カップがそのエリアに切られる可能性があるでしょう。
手前に外すよりも、少し奥に外す方が結果的に寄せやすいかもしれません。
その他は無理せずセンター狙い、が安定ルートになりそうです。
No.18 418ヤード PAR4
最終ホール 勝負を左右するリスクとチャンス
今年から最終ホールとなった昨年までの9番ホール。
やや右ドッグレッグと言うべきなのでしょうか、S字のようなホール。ティーショットは打ち下ろし、刻む選手がほとんどだと思います。
ただし、刻んでも残り距離は比較的短いため、バーディーチャンスにつけやすいホールでもあります。
とはいえ、今年は最終ホールとなったことで、勝負をかける場面での1Wショットを選ぶ選手も出てきそうです。
特に、予選通過や優勝を狙うにはバーディーが必須な状況ではピン位置次第ですが、ギャンブルショットも十分にあり得るでしょう。
注意すべきはグリーンの傾斜と風の影響。
グリーンは全体的に手前から奥への傾斜があり、特にフォローの風になると球が止まりづらくなります。
しかも今年の練習日〜プロアマでは、「ピッチマークがつかないほど硬いグリーン」という声も。
天気が良ければ風も強くなる傾向があり、難易度はさらに上がります。
天候次第でスコアが大きく変動?
大会初日には雨予報も出ています。
どのくらい降るかによって、グリーンの硬さや風の影響が緩和されるかどうかが変わってきます。
仮に雨があまり降らず、今の硬いグリーンのままだと、風が吹かなくても難しいコンディションになるかもしれません。
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今年の東建ホームメイトカップは、例年以上に風とマネージメントが重要な大会になりそうです。
開幕戦から見逃せない戦いが始まりますよ❗️
