ツアー

ヤマハレディースオープン葛城

今週の女子ツアーはヤマハレディースオープン葛城🏌️‍♀️
舞台はおなじみの葛城ゴルフ倶楽部 山名コースです。

私自身、この大会に来るのは実に4年ぶり。
その間に、いくつかのホールでティーの位置やグリーンが変更されており、「あれ?前と違うな」と思わず立ち止まる場面もありました。

その中でも気になったのがNo.2とNo.15の2ホール。
戦略性が変わり、選手たちのプレースタイルや判断がより試されるようになったと感じています。

それでは今週も見ていきましょう!

No.2 430ヤード PAR4


名物の谷越えホールが、再び“手強い顔”に戻ってきた

今年からティーイングエリアがひとつ後方に下がり、このホールが開催初期の頃に戻ったように感じます。
昨年までのティーでも以前は飛距離のある選手しか谷越えを狙えない、かなりタフなホールでしたが、最近は選手たちのパワーアップにより「谷越え&ショートアイアンでバーディーチャンス」という場面がここ数年は増えていました。

しかし今年はティーが後方に下がったことで、ティーショットの狙いどころが左の林越えになり、2打目は200ヤード近く残るタフなホールに戻りました。
ただし昨年までと違うのは「林の伐採」が行われている点。
昔はティーショットの当たりが薄いと林に引っかかってOB…ということがありましたが、今年はミスショットでなければ越えやすくなっており、“理不尽な難しさ”は和らいでいる印象です。

とはいえ、2打目は長いクラブを持つ場面も多く見ることになるでしょう。グリーンに直接乗せるのは難しくなり、バンカーに入れても「OK」と割り切れる余裕、グリーン周りでスコアをまとめるアプローチ力が試されます。

今年のNo.2は、また改めて“パーでOK”なホールとなりました。
攻め急がず、自分の持ち味を活かすプレーが求められますね❗【名物の谷越えホールが、再び“手強い顔”に戻ってきた】

No.15 485ヤード PAR5



日清都カントリークラブ

欲とリスクの天秤がよりシビアに

このホールは昨年から以前のサブグリーンだったほうが使用されるようになり、以前より距離が短くなりました。
距離的には2オンも現実味のあるホールに見える…のですが、実際にはそう簡単にいかない“罠”があちこちにあります。

まずティーショットは林越えになりますが、こちらも木の伐採によって視界が広がり、フェアウェイや2打目地点が見やすくなっています。
ただし落とし所がシビアで、左に行きすぎると林が邪魔になり、長いクラブが振れない状況に。
右サイドも木に当たるリスクはあるものの、前方に打てる可能性があるでしょう。

仮にエッジまで200ヤードを切る位置に運べたとしても、グリーンが左寄りにあるため、角度によっては枝が邪魔をして狙えないこともありえます。
現実的には「右手前バンカー狙い → 3打目で勝負」が攻略するためのルートになるかもしれません。

このホールは、飛距離よりも“判断力”が試されるように感じます。
強引に2オンを狙うのか?
それとも50~70ヤードを残して刻むのか?
自分の中の“欲”との付き合い方がスコアに直結しそうです!

仕上がりはまだこれから?試合本番に期待

練習日を回っていて、「今年のグリーンは例年と比べて、まだ仕上がってないのでは?」という声もチラホラ。
直近2大会が練習日からかなり仕上がった状態だったため、そのギャップを感じる人もいるかもしれません。

とはいえ、葛城はいつ来ても仕上がっているコース!例年通りであれば週末に向けてどんどん締まって、「難しい葛城」が戻ってくるハズです。
選手たちがその変化にどう対応するか、今週も目が離せませんね❗️

コースの表情を読む面白さ

ゴルフの魅力は、選手の技術だけでなく、「同じホールでも少しの変更で戦略が変わる」という奥深さにもあります。
今回のヤマハレディースでは、まさにその醍醐味が味わえるセッティング。
今週も戦う選手たちの戦略に注目しつつ、葛城のコースが語る“物語”を感じてみてはいかがでしょうか⁉️

 

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010〜11年は丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2025年は阿久津未来也プロ、山城奈々プロなどを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。