仕事柄、世界28ヵ国、日本も秋田県以外、隅から隅まで訪ねさせて頂きました。
世界各国、日本の街で何処が良かったですか?好きですか?
良く聞かれます。
外国ではスペインのマラガ🇪🇸ですね。バルデラマGCでの試合やヨーロピアンツアーQTで2週間ほど滞在しましたが、食事、建物の美的感覚、空気感、燦燦と輝く太陽、そして人柄、全てが大好き、住みたいぐらい
北アイルランド、スコットランドも大好きですね
ターンベリー、プレストウィック近郊の街も好きです
ミャンマーも大好き
朝、地平線から昇る火の玉の様な太陽、それと共に一日が始まり人の生活も始まる。土の香り、汗の匂い、土ぼこり、カオス中の緩やかさと規律
その国その国の良い面がありますよね
日本の街も同じ
神戸や横浜、大都市以外の好きな街
私個人の思いですが、先ずは函館、茨城県の笠間、筑波、長野県の軽井沢、愛媛県大洲市、そして今回ご紹介させて頂く、佐賀県唐津市
共通するものは無いですが、文化的成熟さが街中に溢れているのが共通項かな?と思います。
歴史、文化、民度、美観、自然、全てが幾層にも重なっていて、また其の様な街には美味しいご飯屋が必ずあります✨
今回お邪魔させて頂いたのは
からつ鮨 笑咲喜(えさき)
佐賀県唐津市中町1840-1
0955-75-2014
※定休日、営業時間等要予約、要確認
唐津市の鮨屋といえば、つく田さんがありますが、笑咲喜さんは以前から気になっていた鮨屋でした。
地元産の魚にこだわり、評判が頗る良いんですよね、鮨キチ仲間の
当日は18時〜一人鮨
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唐津駅より徒歩約10分
城下町唐津の品位ある、変に観光化されていない等身大の佇まいが満ち溢れています✨
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店前に到着
暖簾くぐり、親方、女将さんにご挨拶
カウンターに座り
先ずは
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男は黙ってサッポロビール🍺
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唐津のおきゅうと有明湾クラゲ酢の物
唐津湾コチ
唐津湾アジ
唐津沖トビウオ
唐津沖ヒラマサ
親方の笑顔と人間力が心地よい
距離感も素晴らしい
お酒も進み、ビール2本空け
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佐賀県小城市の地酒🍶
いさき白子の茶碗蒸し
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唐津沖のイサキ
ブリブリの身と濃厚な滋味溢れる白子と出汁
美味也✨
単なる素材良さだけの、美的感覚感じられない、寿司屋とは一線も二線も画す、深さが其処にはありました
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唐津沖カマスとトウモロコシ
干物は、親方ご自身で作っておられます
カウンター奥、板場の上に干物が干されていて、水々しい其れを見る事が出来ます
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万齢🍶
唐津沖ベイイカとワカメの酢味噌和え
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呼子でも有名ですよね
唐津沖より
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唐津湾岸イシダイ
ブリブリでダイナミックさと繊細さを兼ね備えた
噛み締めるほどの旨味
美味也✨
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万里長🍶
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唐津湾キス
魚編に喜で、キス
コレから旬の魚ですね
皮目と、身の淡白な中の旨味が噛み締めるほどにシャリの旨味と合わさり・・
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唐津湾アジ
香りが素晴らしい
コレがアジです
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唐津の地貝
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唐津沖アカアシエビ
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唐津湾タコ
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マグロ赤身
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房総沖よりイワシ
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唐津湾岸ムラサキウニ
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唐津沖アナゴ
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〆は玉子
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使用した魚からのアラ出汁
魚の旨味が五臓六腑に染み渡ります
美味過ぎます
カウンター5席 テーブル1席
地元のマダムに囲まれての一人鮨でした
客層も非常に良いですよね
親方と女将さんの在り方と、この様な店にしたい、でありたい。そして味、器、物語の魅せ方
当夜、あれだけ食させて頂き福沢先生お一人のみでした。
私の大嫌いな言葉のウチの一つにコスパと言うものがありますが、この金額設定も親方の生き様なんでしょうね
正直、ここ2年で一番驚き(良い意味で)再訪させて頂きたいと強く感じました。
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食事が終わった後、唐津の街を散策しました。
旧唐津銀行本店が文化財としてありました。
日本の建築家の父、辰野金吾さんは唐津藩出身だったんですね
日銀本店、東京駅、日銀大阪支店、大阪市公会堂、奈良ホテルなど現在にもその姿を見せて頂けますが
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和魂洋才
日本が、明治時代より発展繁栄したのは、江戸時代には各藩があり、それぞれの地方の片田舎かもしれないが厳しい武家の流れを汲む方々が、それぞれの道を歩んで来たからに他なりません。
唐津の街には、その気概と文化が受け継がれていて、だからこそ魅力的な街があり、人がいるのではないか?
薄っぺらい町とは、訳が違います。
夜の唐津を散策し思いました。
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からつ鮨 笑咲喜(えさき)
今宵も楽しゅうございました✨
266店目
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