大阪駅より最速は東海道山陽本線新快速姫路行きですと37分
神戸からは12分西に行くと兵庫県明石市があります。
最近は交通便の良さと子育て環境や公的補助厚く人口も増加する町です。
元々は城下町で今でも明石駅前には

明石城跡が広い公園として整備されて市民や訪れる方々の憩いの場所になっています。
そんな元々は城下町として発展してきた明石ですが、400年の歴史ある、庶民の為の市場があります。
それが


魚の棚
地元方々は「うおんたな」と呼びます。
明石市は目の前に淡路島との間の明石海峡、西に瀬戸内海、東に大阪湾がある多種多様な魚介類が獲れる立地にあります。
特に全国的に有名なのがカノ北大路魯山人も絶賛した鯛などが獲れ、淡路島と本州明石側との間の明石海峡。強烈速い潮の流れで育った魚は筋肉質で素晴らしい肉質を提供してくれます。
江戸時代から昭和に入っても、この潮の流れ強烈な漁場での漁は命がけでした。
船も通常の使用ですと潮の流れに流され舵取れないので
ケンサキミヨシ
と呼ばれる船が活躍しました。
潮の流れを切り進む舟首部分の水押(みよし)が鋭く剣の様な形からケンサキミヨシと名付けられました。

そんな命をかけても獲る価値のある素晴らしい魚介類があるからこその発展と進歩
そして今でも魚の棚では100店近くの魚屋、乾物屋などが軒を連ねます。


「昼あみ」
目の前で獲れた魚介類が昼の市にかけられ、スグに魚の棚の店々に並ぶので、この上ない鮮魚の数々を一般客も購入出来ます。
そんな歴史と環境の明石と魚の棚商店街西側にあるのが、今回お邪魔した
鮓 希凛(きりん)
11時30分〜の開店時間を待ち入店
昼間は3800円(税込)の特上ニギリです
カウンターに座り、出された熱いお茶をすすり、待ちます
先ずは

明石沖の石鯛
美しい白身が活かっているのをご覧頂けますでしょうか?
強烈な歯応えと噛み締める程の旨味
シャリとのバランス
旨し

明石沖のタコ梅肉そえて
コリッとした吸盤の食感と柔らかな肉質

明石沖のヒラメ
旬ですね
チリで

明石沖のタチウオ
軽く炙ってスダチと塩、摺り下ろしたワサビを乗せて
タチウオの脂が軽く炙られることによりクセなくニギリとして全体の完成度高められた逸品

マグロ

ホタテ

マナガツオ
皮目軽く炙りチリで

タラの白子軍艦

ウニ

明石沖のアナゴ
香ばしいさと伝助アナゴ少し手前の良い塩梅の脂乗りあり、良い加減のアナゴでした
以上で終了し

三つ葉とエノキ、アラから取られた赤出汁
そして、もう2貫おかわり

明石沖の石鯛
シックスパックに割れている昼あみ、活かっている石鯛

明石沖のヒラメ
あっという間の30分でした。
ツマミをアテに酒を飲む鮨屋も大好きです。
しかし明石前など活かっている美味いブリブリの白身の魚を食べたい!から一心で店に行く時は雛鳥が親鳥から餌を奪い取る様にニギリをバクっと口に入れるのが堪らなく好きです。
夜17時30〜からは
6500円(税込)
8000円(税込)
11000円(税込)
(木)定休日
次は夜も訪れたいですね・・・
最後に3点
最初に出されたお通し
淡路島沖のモズクも美味かった

2つ目
ウニだけは、今の季節要らないしミョウバン臭く微妙でした。
実力と個性ある超一流選手だけが出場しているプロ野球オールスター試合で、人気だけ先行の1軍半2軍レベルの選手が名を連ねている感
観光客多い、イチゲンさん多いかとは思いますが、鮓 希凛に必要ないネタです。
そして最後、3つ目
やはり、鮨、寿司は楽しく美味しく、深くてカウンター前に座り親方と対峙する時のアノ心地よいワクワク感と少しの緊張感
これからも色々な寿司、鮨と出会えたらと心より思いました。
記念すべき200店目は兵庫県明石市の
鮓 希凛(きりん)
写真全てで4600円(税込)
素晴らしい店、親方でした。
楽しゅうございました



