削り出しってパターだけではないんです!!

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スポともGCをご覧の皆さま、おはようございます☆

都内のとあるゴルフショップ店主です。

またまた期間が空いてしまいましたね。。。。

先週は年に一度の祭典!2016ジャパンゴルフフェアもありましたのでゴルフ業界の人間はバタついてる時だったと思います。

と、言い訳してみます(T_T)

 

さて、今回は何にしようかなと思いましたが・・・・・変わり種??のクラブ、製法についてご紹介させて頂こうかと思います。

画像のアイアンをご存知の方はかなりのギアマニアさんだと思います。

一般的にはほとんど認知されていないメーカーさんかなと思いますがModart (モダート)という栃木にあるメーカーさんです。

分かりやすくいうと地クラブメーカーさんなんですが、やってることはその域をはるかに超える技術、アイディア、製法になります。

そしてそのチャレンジスピリットとでも言いましょうか、どのメーカーも1度は考えたであろうことですが、どのメーカーもコスト的にも生産能力的にも無理だろうと諦めていた事を形にしてしまってます笑

初めてこれを見た時には「よくぞやってくれた!!」という嬉しさが溢れ出たのを覚えています。

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拡大画像ですがすごいデザインですよね☆

歯車ですが精密さを表現しているものと思います。

そしてよく見て頂くと大きい歯車は飛び出ていて、小さい歯車は凹んでいますよね?

それに歯車の角もしっかりしていますし、横のラインに線が規則正しく入っています。

これは旋盤という機械を使った機械加工になります。

 

ここ数年、国内で作られるアイアンはこのようにバックフェースは機械加工でデザインするというのが多くなっています。

なぜか??

基本的にアイアンの製法は鍛造(フォージド)と鋳造(キャスト)の2つに分かれます。

簡単に言うと鍛造とは熱した鉄の丸棒を金型に入れてプレスし成型します。

鋳造は溶かした鉄を型に流し込んで冷やし成型する方法。

いずれも型を作らなければなりませんので大きな金額が必要になりますし、と金型代を償却するためにはかなりの数が必要になります。

つまり大量生産ですね。

今のご時世、なかなかそこまで出来ないのが現実ですので多くのメーカーが「ベタ型」と呼ばれる・・・・分厚いマッスルバックみたいなタネ(何も刻印等されていないし研磨もされていないなんとなくアイアンの形状をしたもの)を使ってバックフェースだけ機械加工するというのが主流となります。

これなら型を作るような莫大な費用は必要ありませんし、生産数もかなり抑えることが出来ますので国産メーカーには重宝されています。

 

なんですが。。。。。。。

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このModartのアイアンはバックフェースだけじゃないんですね。

ネック部分にも規則正しい線が入っていますよね??

これって鍛造時にできることではありません。

何かというとミーリングの痕になります。

つまりこの部分も機械加工しているんです。

この湾曲部分を機械加工って・・・・ちょっとどころではなくものすごいことです☆

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そしてソールにも。。。。。

 

はい。もう気付いてしまった方もいらっしゃると思いますがこのアイアンはバックフェースだけではなくヘッド全体を機械加工しています。

と、言いますか鍛造じゃないんです。

じゃあどうやって作っているかといいますと・・・・・軟鉄のブロック(塊)から削り出しているんです!!!!

 

削り出しと聞くと真っ先にパターを思い浮かべると思います。

それも高級パターですね☆

生の鉄の雰囲気を味わえますし、設計自由度の高さから高級パターにはなくてはならない製法なんですがそれをアイアンに応用してしまうという大胆なモデルになります。

打った感触としては他では味わうことの出来ないソリッドな打感はもちろんのこと、フェースの平面精度の高さがもたらす球持ちの良さ、そして押し込みの強さから得られる直進性のある美しい弾道が特徴です♩

 

そして、削り出し製法の最大のメリットは1セット、いや1本からでも作れるという事です!!

鍛造や鋳造ではもちろんの事、バックフェースだけ機械加工するモデルでもなかなか1セットから作るというのは難しいです。

ましてや1本なんてお話になりません。

が、この削り出しアイアンなら受注後に削り出すので無駄に在庫する必要がありませんので全てにおいて無駄がないのと、最大のメリットは生産精度の高さにあります。

なぜなら毎回プログラミングされたデータ通りに機械が削りますから誤差の範囲が物凄く小さいです。

その誤差とは重量だけではなく、形状誤差に関しても同じなので生産年度やロット、そもそも個体差で見え方の印象が変わる事がありません。

これはユーザーにとって物凄く大きい事かと思います。

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なんですが。。。その最高の素材を生かすためにも真っ直ぐに組み上げるという事が最重要課題ですし、これは何があろうと必須です!!

多くのゴルファーはクラブは真っ直ぐに組みあがってるのが当たり前だと思っていると思いますが残念ながらそうでもありません。

次回は現物画像でご紹介させて頂きます。

 

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