プライベート

2019年ゴルフ新規則 ~立命館大学ゴルフ部~

みなさん、こんにちは。

ゴルフ部一回生の貝原です。

ルールの大きな改訂35年ぶりに行われ、とても話題になっています。

ルールがどのように改正されるに至ったか、その裏側を少し、JGA規則委員長である父に聞いてみました。

今回は、新規則で大きく変わるドロップの方法について取り上げたいと思います。現行規則での「真っ直ぐに立って、手を伸ばして、肩の高さからドロップする」から、「膝の高さからドロップする」への変更となります。

救済の時のドロップの方法は、時代によって大きく変わってきました。1952年にR&AとUSGAが統一のゴルフ規則を制定するより前、英国内での統一規則を1899年にR&Aが定める前には、様々な処置が取られていました。例えば、池や川の後ろからティーアップした球を打てる、プレーヤーは頭越しに球を後ろに投げなければならない、ハザードの6ヤード以上手前に球を投げなければいけない、プレーヤーは頭越しに球をドロップしなければならない、プレーヤーは肩越しに球をドロップしなければならないなどの様々な方法です。

1984年、今回と同じく規則が大きく改訂された時には、肩越しに球をドロップする方法から、現行の真っ直ぐに立って腕を伸ばして、肩の高さからドロップする現在の方法へと変更されました。

それが今回の改定で、膝の高さからドロップする方法に変わるわけです。

この膝の高さからドロップする新しい方法も簡単に決まったわけではありません。昨年の3月に新しい規則の案を世界中に発表して、この案に対しての世界中のゴルフ組織やゴルファーからの意見を半年間集め、それらの意見を検討した上で最終的な規則が決定したそうです。この最初の案は、プレーヤーはどんな高さから、球を投げても、落としても構わないでした。それが、1インチの高さから、2インチの高さからに、そして、球1個分以上の距離を落下させなればならないとなり、最終的に膝の高さからと決定しました。実はその途中では、ドロップは廃止して全てプレースにしようという意見まであったそうです。

この膝の高さからに決定した理由には、ドロップすることによりプレーヤーの思った通りにならないランダム性を残すことと、球を再ドロップしなければならないことによる時間を短縮してプレーファーストに繋げることの2つの意味合いがあります。

今回の規則改訂では、複雑過ぎたルールの簡易化、整合性の取れなくなった部分を一貫させること、プレーファスト、環境への配慮など多くの狙いがあるようです。

バンカー外へのドロップの救済など、初心者にとって優しいものも多く、新規プレイヤーの増加を期待したいです。

以上、ゴルフ部1回生の貝原でした。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

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ABOUT ME
立命館大学ゴルフ部
立命館大学ゴルフ部 関西学生連盟男子一部リーグ、女子二部リーグ 現在、1回生から4回生までで56人の部員が所属。そのうち8割がゴルフ初心者