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スポともGCをご覧の皆さま。

おはようございます。

 

都内のとあるゴルフショップ店主です。

またもや更新が遅くなりました。。。すみません>_<

仕事がバタバタバタバタ…してるというのも理由ですが、最大の理由はネタ。

面白いことを書きたいんですが、自分でハードルを上げれば上げるほどネタがみつかりません。

なので。。。私の日常をご紹介させて頂こうかと思います。

と、いってもオッさんがランチを何食ったかなんて興味ないでしょうから笑

私の仕事内容を書いてみようかなと思います。

 

まず1発目はグリップ交換のご依頼です。

多くのゴルファーがクラブ調整としてまず最初にやるであろうことがグリップ交換でしょうね。

DIY感覚でご自分でやられる方も多いかと思います☆

そんなグリップ交換ですがプロのやり方をお教えします。

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クラブはゼクシオフォージドの3〜9.P.Aの9本で元々入ってたグリップはIOMIC Opus PROSPECという限定モノでした。

あと、ウェッジがスティッキー2.3という少し太めのタイプ。

いずれも痛んでるわけではありませんでしたが交換のご依頼です。

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これ分かりますかね?

グリップのセンターを真ん中に合わせるとフェースがめっちゃ右向いてます。

コレが好きな方もいらっしゃいますが決して真っ直ぐなわけではありません。

コレはマンスラです。

プロゴルファーにも多いかもしれませんが。。。それは好みであって真っ直ぐではありません。

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分かりやすくセンターにビニールテープを貼ってみました笑

よーく見るとバットから先端にかけて左にカーブしてますね。

真っ直ぐに入ってないだけでなく捻れちゃってます。

意図的ならまだしも全番手バラバラでしたからダメですね。

お金を頂くレベルにありません。

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という事でグリップ交換のご依頼になりました。

今回ご依頼頂きましたお客様のご友人が当店の常連さまでして、その常連さまのグリップを握られてご自分のクラブの異変に気付かれたようです。

で、とりあえずグリップを剥がしてますが両面テープの下に何かが。

image

本当に細かい話ですが。。。

何かしらの管理用のシールが貼られています。

image

本当に細かい話で申し訳ありませんが。。。剥がします。

コレだけ薄ければ浮き出ることはありませんけどない方が良いに決まってますので剥がします。

image

コレは皆さんの薀蓄に使えるかもなので。。。

今回はゼクシオフォージドアイアンですが7番アイアンには下記のシャフトが入ってます。

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S-37.0

と書いてありますがその通り硬さがSで37インチの意味です。

あ、そうそう。

シャフトはN.S.PRO.950GH.DSTというダンロップ専用シャフトですが基本的にN.S.PROは7番には36.5インチを使います。

今回の37.0とは6番に使うシャフトですので1番手軟らかいシャフトが入ってる事になります。

ゼクシオに入ってるN.S.PRO系は全てそうだったと思いますがただ軟らかくするという考えではないと思います。

シャフト設計時には当然、仮定のヘッドウェイトと長さがあって設計します。

ですがゼクシオは一般的なクラブに比べてヘッドウェイトも軽いですし、長さも0.25〜0.5インチは長く作られてます。

なので「ソールの番手」ではなく「ヘッドウェイトと仕上がり長さ」に合わせてシャフト番手を変えてるんだと思います。

こうすることで高さも出せますし距離も望めますからゼクシオ本来の考え方にもマッチするのかと思います。

ご参考までに。

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ひとまずグリップを抜いて綺麗に両面テープの糊を拭き取りました。

でもバットが汚いですね>_<

コレは何かというと拭き取ったティッシュです。

なんでか??

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それはシャフト切断時の「バリ」が残ってるからです。

我々のようなショップでしたら断面がこんなに汚いなんてことはまず考えられないんですが、大手メーカーの場合は一気に何本、何十本とシャフトカットしますし、いちいち断面のバリ取りなんてしませんからこういう事が起こります。

かといってそれが悪いわけではなく。。。前回グリップ交換したショップさんが手を抜いたということです。

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ということで綺麗に仕上げました。

ちなみに私の店ではグリップ交換するときにはバランス計測も行います。

元の状態だと最大で0.8ポイントの誤差がありましたがグリップ無しで計測すると0.6ポイントの誤差に縮まりました。

 

あと、念のため長さも測りましたが。。。少しズレが生じていたので合わせてカットもして長さの流れも綺麗になりました♩

この状態で仮バランスを取ると0.2ポイントの誤差まで持ってくことが出来ました☆

コレは奇跡に近いですね。

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今回のグリップはIOMICのスティッキーアーミーグレー♩

物凄く人気のあるモデルですね☆

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ウェッジは誤差があっても問題ないので余り物を使いますが。。。

アイアンセットはちゃんとしなきゃなりませんので9本使うのに用意したのは20本。

全て計測して最適な重さのグリップを使います。

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計測、選別が無事に済んだら両面テープを巻いていきます。

螺旋状に巻いていきますがまぁまぁ上手い巻き方かと思います笑

そしてエンド部分はこんな感じで厚く巻きます。

私の仕事ではバリがありませんので問題ないんですが。。。バリが残ったままですとグリップに引っかかって上手く入らない場合があります。

個人でやられる方やあまり上手ではないショップさんはコレが原因といっても良いかと思います。

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そして余らせたテープはちゃんとシャフトの内側に。

こうすることで水や砂などがシャフトの中に入らないようにします。

コレは絶対にやらなきゃダメです。

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完成しました♩

グリップが完全乾燥してからスペック計測しましたがバランスは誤差0.1ポイントです♩

コレは。。。。奇跡です笑

決して僕の腕ではありませんので笑

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グリップ向きは如何でしょうか?

コレが真っ直ぐです。

好みは人それぞれですのでもう少し右向いてるのが好き!とかは良いと思います。

ですがコレが真っ直ぐです。

真っ直ぐがあって、初めて「2分スライス」とか「ちょっとフック目に」があります。

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ではなぜスライスになりやすいかというとこのロゴマーク。

IOだけが大きくてMICが小さくて右寄りですよね?

コレが錯覚を起こしやすいので。。。それに負けない感覚が必要になります。

 

と、いうことでコレがプロの行うグリップ交換です。

あとシャフトによっては両面テープの巻く回数を変えて太さ調整も行います。

何れにしてもただ入れるだけではありません。

皆さんの想像を超える手間と感覚が必要となります。

そしてここまでやるショップさんが工賃無料だなんてあるわけないんですね。

こういうところも判断材料になさると良いショップさんと巡り会えるかもしれません。

 

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